どうも!大学の学費だけで、1500万円使った薬剤師のももです。
国公立大学なら4年間の学費は250万円です。
私が通ったのは薬学部薬学科なので、6年制でしたが、国公立大学に進学していれば、1000万円は安く済みました。
1000万円って今私が苦労して貯金している金額です。
今さらですが、国公立大学に進学したかったです。
当時の親の気持ちが今なら痛いほど分かります。
お父さん、お母さん、バカでごめんなさい。
そこで、本記事は「商業高校から国公立大現役合格者数10年連続全国1位の神戸星城高等学校」について書いていきます。
神戸星城高等学校の基本情報
神戸星城高等学校は兵庫県神戸市須磨区にある私立商業高等学校です。
神戸星城高等学校のすごいところは、全国の商業高校中で国公立大合格者数が全国1位です。
それも10年連続というお墨つきです。
商業高校といいつつも、難関進学校なのかと思いきや、神戸星城高等学校の偏差値は45~50とお世辞にも難関校とは言えません。
神戸星城高等学校の生徒を決してディスっているわけではありませんが、高校受験時の学力は大したことはありません。
いわば、神戸星城高等学校は誰でも入れるレベルの高校です。
2020年10月7日に書かれた【私立高校】商業高校から国公立!神戸星城高等学校の学校説明会に行ってきました!の記事を読んでも対策すれば入学は問題ないでしょう。
1929年(昭和4年)創立なので2022年時点で93年の歴史のある学校ですが、1999年(平成11年)3月までは女子校だったようで、共学になってまだ20年くらいしか経っていません。
コースは4コースあり、キャリアコースと特進Sコース(令和元年度新設)と特進A・Bコースがあります。
特進Sコース | 特進Aコース | 特進Bコース | キャリアコース | |
定員 | 共学30名 | 共学80名 | 共学160名 | 女子120名 |
進学先 | 難関国公立大学や難関私立大学の文系学部や情報系学部 | 国公立大学 | 私立大学 | 就職 |
キャリアコースへの入学は女子のみで2年生から「ビジネス」「情報」「会計」の3つの類型に分かれるそうです。
商業科の強みとして簿記や情報処理など21種目の資格が取得できます。
簿記 | 情報処理 | 表計算 | 電卓実務 |
ビジネス文書実務 (ワープロ) | 商業経済 | 文書デザイン | データベース |
プレゼンテーション | ホームページ | サービス接遇 | 秘書技能 |
リテールマーケティング (販売士) | ITパスポート (国家試験) | MOS | 英語検定試験 (全国商業高等学校協会) |
英検(実用英語技能検定) | 数学 | 漢字能力 | 国語力 |
書写(硬筆・毛筆) |
21種目の資格が取得できると言われていますが、さすがに国家試験のITパスポートやMOSなどは実績がないようです。
実際には14種目しか取得実績がありません。
それでも、資格取得はコースの枠を越えて可能で、卒業までに1人あたり約6種目の資格を取得するそうです。
神戸星城高等学校の学費
結論からいうと、神戸星城高等学校に進学して3年間にかかるお金の総額は300万円です。
入学時納入金は70万円。
授業料は月額43000円なので、3年間で155万円。
高校3年間の学費はざっと225万円です。
さらに、修学旅行の積立金が総額18万円と海外教育研修の参加希望者は総額約50万円が必要なので、最低300万円はかかると思ったほうがいいです。
その他に、資格の受験料やテキスト代など、かかる費用は色々あります。
神戸星城高等学校が国公立大合格者数全国1位のメソッド
神戸星城高等学校は商業高校から国公立大現役合格者数10年連続全国1位です。
国公立大学に合格するには一般入試とは別に共通テストを受験しなくてはいけません。
そのため、国公立大学を目指すということは、共通テスト対策と2次試験対策を同時に勉強する必要があり、私立大学受験に比べて難関となっています。
さて、偏差値45の神戸星城高等学校はどのような戦略で国公立大学合格者を量産しているのでしょうか。
偏差値45の神戸星城高等学校が実施する国公立大学合格者量産の戦略
①推薦入試を駆使する
②資格と評定を活かし、「小論文」と「面接」のみで受験する
③約1年間かけた小論文対策
国公立大学合格の戦略①推薦入試を駆使する
大学入試には大きく分けて推薦入試と一般入試の2つがあります。
推薦入試には色々あり、指定校推薦、公募推薦、AO入試があります。
公募推薦は学校の推薦を受けて受験するのですが、普通高校の推薦枠と商業科推薦入試が存在します。
商業高校の生徒は普通の公募推薦入試以外に商業高校生特別枠推薦入試を受験できます。
つまり、これが国公立大学合格の秘訣です。
国公立大学に合格したければ、最初から一般入試合格だけを狙うのはナンセンスです。
まず最初に推薦入試に挑戦しましょう。
神戸星城高等学校は推薦入試を駆使して、国公立大合格者数を80名近く輩出しています。
他にも、数学ⅡBの代わりに簿記で受験して高得点を狙っていますが、25年以降は共通テストの簿記は廃止になります。
国公立大学を一般入試で合格するのは全国トップクラスの学力の生徒のみ。
学力が平凡な学生が国公立大学に合格できるのは、推薦入試のみ。
国公立大学合格の戦略②資格と評定を活かし、「小論文」と「面接」のみで受験
国公立大学合格には推薦入試が狙い目と説明しましたね。
しかし、残念ながら推薦入試は誰でも受けられるわけではありません。
推薦入試には受験資格があります。
受験資格で最も多いのは評定です。
評定とは通信簿のことです。
1~5の5段階評価で推薦入試を狙うなら4.0以上ないといけません。
もちろん、大学のレベルを落とせば、評定3.5以上とかもありますが、推薦入試で国公立大学を狙うなら最低でも評定4.0以上が必要です。
さらに、受験とは関係ありませんが、家計の状況が苦しく、奨学金を借りるつもりなら、評定3.5以上でないと無利子で借りることができません。
つまり、高校1年からコツコツと勉強をして、高成績をキープしている生徒は必ず推薦入試を受けましょう。
逆にいえば、推薦入試で受験するには評定4.0以上が必要です。
国公立大学の推薦入試のために高校1年から評定4.0以上を維持しましょう。
国公立大学合格の戦略③約1年間かけた小論文対策
神戸星城高等学校は国語力特に小論文に重点をおいて学習しています。
小論文対策は、高校2年生の終わりから毎週小論文講座を行います。
推薦入試を受けるなら、小論文対策は必要不可欠です。
小論文対策は文章を読んで要旨をまとめること、小論文を時間内に最後まで書ききること、社会問題に自ら興味を持つことが必要です。
国公立大学の推薦入試は小論文必須!
小論文対策は1年以上の長期対策で臨むべし!
神戸星城高等学校はアントレプレナーシップ教育というのがあります。
アントレプレナーシップ教育とは、企業家(起業家)精神を育成する教育のこと。
私が学生のときはAIやプログラミング学習や情報系の仕事はまだ一般的ではなかった時代でした。
しかし、今では小学校からプログラミングの授業や英語の授業があり、プログラマーやシステムエンジニアの職業のニーズが増えました。
また、個人としてフリーランスで働くにも、Youtubeなどの動画編集だったり、HTMLを使ったホームページ制作など、情報系の仕事の単価が高く、需要も高いです。
子どもたちが社会に出て働く時代は、今の時代とどのように変わっているのか想像もできません。
物価は日々あがるのに、給料が日々あがることはありません。
そんな時代でも子どもたちにはたくましく生きていってほしいです。
そのような考えから、アントレプレナーシップ教育は個人的にすごく興味がありますね。
神戸市に住んでいる方は進学先として神戸星城高等学校はおすすめですね。
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