福沢諭吉の「福沢心訓七則」は池田きぬさんもおすすめする7つの名言

福沢諭吉の7つの名言「福沢心訓七則」 雑記

私が尊敬する人で池田きぬさんという方がいます。

池田きぬさんは97歳でありながら現役看護師で働いています。

そんな池田きぬさんが家の居間の壁に貼って大切にしているのが、「福沢心訓」です。

ひ孫たちにも「社会人として知っておいたほうがいい7項目」として「福沢心訓」を教えているそうです。

本記事は「福沢諭吉の「福沢心訓七則」は池田きぬさんもおすすめする7つの名言」について書いていきます。

福沢諭吉の7つの名言「福沢心訓七則」

「福沢心訓」は福沢諭吉の名言だと思われがちですが、実は作者不明です。

そのため、偽作と言われ続けてきた「福沢心訓七則」ですが、今では福澤諭吉の言葉として受け入れられています。

「福沢心訓」

世の中で一番楽しく立派な事は 一生涯を貫く仕事を持つという事です
世の中で一番みじめな事は 人間として教養のない事です
世の中で一番さびしい事は する仕事のない事です
世の中で一番みにくい事は 他人の生活をうらやむ事です
世の中で一番尊い事は 人の為に奉仕して決して恩にきせない事です
世の中で一番美しい事は すべてのものに愛情をもつ事です
世の中で一番悲しい事は うそをつく事です

世の中で一番楽しく立派な事は一生涯を貫く仕事を持つという事です

一生涯を貫く仕事とありますが、同じ仕事をずっと続けろ!という意味ではないと思います。

私は一生涯を貫くスキルを身につけよう!という意味だと思います。

92歳現役会社員の玉置泰子さんという方がいます。

玉置さんは25歳から92歳まで大阪にあるサンコーインダストリーという商社で今でも働き続けている方です。

入社のときから所属は総務部で変わりないですが、この66年間で仕事内容はめまぐるしく変わりました。

それは当然です。

なぜなら玉置さんが入社したのは昭和31年。

現在が令和4年なので、移り変わりの激しい昭和・平成・令和に渡って勤務してきたからです。

入社当時はそろばんを使って経理の仕事をしていましたが、次に電卓を使って経理の仕事をするように変わりました。

入社して16年経ったときにコンピューターが導入され、電卓からコンピューターに仕事のやり方が変わりました。

そろばんから電卓に変わったのとは違い、電卓からコンピューターへの変化は全く異業種の仕事を未経験でゼロからスタートすることと同じです。

そのため、コンピューターに馴染むことができなかった同僚は次々に退職したそうです。

さらに、入社42年、玉置さんが67歳のときにコンピューターからパソコンに変わりました。

総務部の社員である玉置さんの経理の仕事はエクセルを使用することになりました。

そこでも、イチからエクセルの使い方を学んで、92歳の現在はすいすいとエクセルを自在にこなしているそうです。

勤続年数66年の玉置さんは同じ会社で同じ仕事を続けているようでも、会社の発展と時代の変化に伴い、自身も成長し続けています。

玉置さんのような人こそが一生涯を貫く仕事を持っているのだと思います。

つまり、いくつになろうが、今の時代に必要なスキルを磨き続ける、ということが大事なのだと思います。

そんな玉置さんは85歳のときに漢字検定2級を取得され、今は漢字検定準1級合格に向けて勉強中だそうです。

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世の中で一番みじめな事は人間として教養のない事です

「人間としての教養」をひとことで説明するのは難しいですね。

私が大学生のころに読んだ本をご紹介します。

2006年に出版された坂東眞理子さん著の「女性の品格 装いから生き方まで」です。

たとえ今教養がなくても、教養はだれでも身に付けられます。

ただし、一朝一夕というわけにはいきません。

教養があるひとになるには、時間と努力が必要です。

世の中で一番さびしい事はする仕事のない事です

働きたいと思っても、仕事がなかったら寂しいですよね。

私だったら世の中に必要とされてないように感じてしまうかもしれません。

けれど、仕事とは給料が発生する仕事だけではありません。

子どもを育てるのも立派な仕事です。

子育ては立派な仕事ですが、子どもから給料はもらえませんね。

しかし、子どもから生きがいや子どもの成長を感じて充実感や感動を得ることができます。

家族でも社会でも誰かひとりでいいから、自分を必要としてくれる人がいれば、さびしくはないはずです。

「孤独」ほどさびしい事はないですね。

世の中で一番みにくい事は他人の生活をうらやむ事です

子どものころ、親から「よそはよそ。うちはうち」とよく言われてきました。

「妬み嫉み僻み」

10代の頃は妬みとかよく分からなかったけれど、20代30代につれて私は他人をうらやましいと思うことが何度もありました。

けれど、女の妬み嫉み僻みほど醜いものはありません。

20代は他人と比べがちでしたが、20代こそ自分のことに専念するべきです。

自分のことに専念すると、忙しくて他人をうらやむ暇がありません。

10年くらい自分のことに専念すると、仕事にもお金にも心にも余裕が生まれます。

心やお金に余裕がうまれると、ちょっとやそっとでは他人のことが羨ましくなくなります。

たとえ30歳になったあなたが結婚も出産もしていなくても、その代わりに自由とお金が手に入っているでしょう。

逆に、30歳になったあなたがたとえ結婚して子育てに追われる日々で、自分の時間がもてなくて、子どもにお金がかかったとしても、子どもの存在は何にもかえがたいでしょう。

幸せはひとそれぞれ

あなたが自分で選んだ道を生きているならば、他人をうらやむ必要はないのです。

世の中で一番尊い事は人の為に奉仕して決して恩にきせない事です

人の為に奉仕して、恩にきせない

いまだに未熟な私は何か見返りを求めてしまいます。

ふるさと納税も税金控除といううまみが無ければ、しないと思います。

恥ずかしながら、ボランティア活動の経験もほとんどありません。

彼氏や友達に一緒にやろうと誘われたらやるかもしれませんが、自分ひとりではやらないと思います。

よって、毎日こんなに忙しい、時間がないと言いながら、私は尊いことはできていないですね。

世の中で一番美しい事はすべてのものに愛情をもつ事です

すべてのものに愛情をもつことは共感できるし、すぐに行動にうつせます。

自分の赤ちゃんを産んでから、他人の赤ちゃんでも泣いてたら、あやしてあげたくなります。

自分の産後って寝不足で心と体が24時間体制の育児についていけないときがありました。

勝手に1番手がかかるときだな~と思って、手助けしたくなります。

実際にしたら、きっと不審者になってしまうので、しませんが…。

人だけでなく、物を大切に使うことを意識しています。

大切に使うと、いつまでもきれいに使うことができるし、長持ちします。

丁寧に扱うと、物がわたしの気持ちにこたえてくれているように感じるときがあります。

逆に、すぐに飽きたり、ずっと愛情をもてない場合は、はじめから手を出さないことにしています。

これは、物だけでなく、人にも当てはまります。

その場しのぎの買い物はお金も無駄にするし、家が散らかります。

一生ものの付き合いでない人との付き合いは時間も心も消耗します。

世の中で一番悲しい事はうそをつく事です

嘘をつかないで、過ごせるのが1番ですよね。

でも、答えづらいことをずけずけと聞いてくる人は必ずいるものです。

嘘ではなく、大人のあしらい方を身に着けたいです。

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